インパクトスタートアップの支援強化・高度化に向けてリアルテックホールディングスと協業開始

株式会社IMPACTLAKEとリアルテックホールディングス株式会社(所在地:東京都墨田区、代表:丸幸弘、永田暁彦、以下「リアルテックホールディングス」)は、インパクト投資の更なる強化・高度化を実現するべく、協業を開始いたします。

協業の背景

インパクト投資が不可逆な潮流となっている中、リアルテックホールディングスは、2021年よりディープテック領域で日本初のインパクト投資ファンドを設立し、多くのスタートアップの経済的・社会的価値の最大化を追求してきました。

この度、機関投資家の投資判断に資するインパクトマネジメントを支援するIMPACTLAKEと協業を開始し、インパクトスタートアップに対するインパクトマネジメントの更なる支援強化と高度化を進めていきます。

協業の内容

リアルテックホールディングスのディープテック・インパクト投資領域における実績・知見とIMPACTLAKEの実務的なインパクトマネジメントツール(impactlake™)やその活用手法を組み合わせることで、具体的には、インパクトマネジメント推進のための組織体制・フローの構築やインパクト起点の自社の強みの整理、インパクト測定・マネジメント(IMM)及びKPI設定、機関投資家などへの対外開示やエクイティストーリー構築支援など、インパクトスタートアップの一連の業務を包括的に支援いたします。

すでにリアルテックファンドの一部の出資先に対して、インパクト測定・マネジメントをはじめとする実務的支援を開始しており、対外的成果としてのインパクトレポートについては、2024年から随時発行していく予定です。

また、本協業を通じて、インパクトベースの企業価値評価フレームワークの確立・進化や支援先の経済的・社会的価値の最大化を実現することで、リアルテックファンドの出資先からインパクトIPOを創出し、市場全体の活性化やスタンダード構築に資する取組を進めてまいります。

■リアルテックホールディングスについて

リアルテックホールディングス株式会社は、地球や人類の課題解決に資する革新的テクノロジー(リアルテック)を有するディープテック・スタートアップへの投資育成を通じて社会課題解決に取り組んでいます。
同社が運営するベンチャーキャピタル「リアルテックファンド」は、ディープテック・スタートアップを成功に導いた経験のある株式会社ユーグレナの代表執行役員CEO 永田暁彦と、ディープテック・スタートアップを創業前から支援する豊富な実績を有する株式会社リバネスの代表取締役CEO 丸幸弘によって創設されました。これまで250億円以上を運用し、国内外のスタートアップ90社以上に投資しています。2021年には、ディープテック領域に投資するファンドとしては日本で初めてのインパクト投資ファンドを設立する他、インパクト志向金融宣言*の署名機関・運営委員として、インパクト投資の促進に積極的に取り組んでおります。
HP: https://www.realtech.holdings

*インパクト志向金融宣言
インパクト志向金融宣言とは、金融機関のインパクトファイナンスの質と量を向上させることを目的とした、65機関以上が署名する金融業界横断イニシアティブです。
HP:https://www.impact-driven-finance-initiative.com/

お問い合わせ

お問い合わせは以下リンク、またはIMPACTLAKE窓口(contact@impactlake.co.jp)までお願いいたします。

「インパクト・アセスメント」提供開始のお知らせ

背景・目的

企業にとって、パーパス経営やサステナブル経営は言うまでもなくトップアジェンダとなっています。その実現に向けた中長期的な価値創造ストーリーは企業にとっての指針となるだけではなく、投資家をはじめとする外部からの評価においても特に重要な役割を果たすことが既に明らかになっています。昨今騒がれている「インパクト(投資)」という言葉には様々な定義が存在しますが、その本質は中長期的な創造価値、「インパクトマネジメント」はそれを最大化するための戦略および実行手段であるとIMPACTLAKEは定義しています。

本サービスは、自社の創出インパクトの現在地やポテンシャルを客観的に知ると同時に、価値創造ストーリーの実現に必要なアクションの具体化や継続的なインパクトマネジメントに繋げていくための1st stepとしていただくことを目的としています。

(その他詳細な意義や活用方法に関してはこちら

本サービスのポイント

  • 大手金融機関との共同研究に基づく「投資家」視点を踏まえつつも、企業の実務的な視点に即したインパクト評価・経済価値評価
  • ターゲットとなるインパクト設定~インパクト会計まで一貫して実施
  • 単なる対外開示のためのインパクト評価にとどまらず、その最大化に向けた方針策定とそのために必要となる具体的なアクションにつながる
  • 継続的なインパクトマネジメントとその活動を通じた企業文化へのパーパス・価値創造戦略の浸透、SX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)実現のためのOpsまで見据えたデリバリー

主にご活用いただける方

  • 大手~中堅を中心とした事業会社様の経営企画、新規事業、研究開発、ESG推進、IR、等をご担当されている方

ご報告骨子

基本的には以下のような項目についてご報告させていただきます(アウトプットイメージ)。

貴社既存のサステナビリティに対する取り組みのQuick Review

  • 価値創造ストーリー、マテリアリティマップなど中長期戦略と足許の取組状況
  • ESGなどサステナビリティに関する開示状況

貴社が創出する/していくインパクト、および中長期戦略との関係性の可視化

  • インパクト創出経路の明確化(価値創造ストーリーの一部)の構築

貴社が創出する/していくインパクトの定量化、簡易的インパクト会計

  • 事業活動によるもの(上記で定義したインパクトを念頭に)
  • 他、経営活動によるもの(主に、環境・雇用インパクトを想定。環境などはすでに管理されているものがあればそちらをインプット)
  • 上記を踏まえた今後の具体的なアクションプランの構築

プラン

(すべて納品はツール+pptレポートになります)

スポットプラン(90万円~)

特定・個別テーマの可視化・経済価値化([3]テーマ程度、実績/将来計画問わず)

スタンダードプラン(300万円~)

特定・個別テーマの可視化・経済価値化(企業の主要アクティビティをカバー。範囲は要相談)、インパクト会計および将来のインパクト創出計画(定量)の策定、具体的なアクションの示唆

アドバンストプラン(要御見積)

上記内容に加えて、評価・構築結果を踏まえた具体的なアクションの方向性の明確化まで実施

スケジュール(イメージ)

4-8週間(※スタンダードプランの場合。スポットプランは2-4週間程度)

  • 初週:初回MTG(ヒアリングなど)
  • 第2-3週:QA・インパクト創出経路の初期案構築など
  • 第3-4週:初回報告・議論
  • 第5-7週:定量化・経済価値化など
  • 最終週:最終報告・議論
  • (適宜:フォローアップ)

留意点

  • インパクト評価そのものが主目的ではありません。また、勝手評価によるインデックス・レーディングづくりではありません
  • あくまでも本質的な企業価値向上(サステナビリティ経営)の実現と、サステナブルな社会の実現を念頭に、企業全社としてのインパクト創出活動を最適化・最大化していくことを念頭に必要なアクションの方向性を決めていくための指針としていただくための取組です

お問い合わせ

お問い合わせは以下リンク、またはIMPACTLAKE窓口(contact@impactlake.co.jp)までお願いいたします。

インパクト評価・マネジメントツール impactlake™ β版リリースのお知らせ

株式会社IMPACTLAKEは2022年10月1日より、フルスタックのインパクト評価・マネジメント(IMM:Impact Measurement & Management)ツールであるimpactlake™をリリースいたしました。

クリックするとプロダクトサイトへリンクします

事業・企業がさらなる付加価値を創出し、社会における存在意義を高めていく上で、ESGへの取組みはトップアジェンダとなっています。加えて、ESGと企業価値の関係性が多角的に証明されつつある今、特にポジティブな側面としてのインパクトおよびそのインパクト評価の重要性は益々高まっています。

他方で、適切なインパクト評価・マネジメントに関しては、量的・質的観点でまだまだ課題が存在することも事実であり、IMPACTLAKEでは機関投資家様・事業会社様、その他インパクト創出主体となる方々がそうしたハードルを乗り越えていくための各種サービスをこれまでご提供させていただいております。今後そうした活動はさらに広がっていくことが予想される中、そのノウハウや情報を外部のみに求めるのではなく、インパクトを創出する方々自身が蓄積しインパクト評価・マネジメントに対して更なる理解・意識向上を共に図っていくべく、同ツールを開発いたしました。

本β版リリースでは、主に事業会社・投資家様向けに以下のような自社のインパクト評価・マネジメントに資する機能を中心に開放しております。

  • ダッシュボード
  • ロジックモデル構築
  • インパクト評価・定量化
  • 社内外インパクト関連指標収集・管理
  • 簡易的な開示、等

この度、先着10社(団体)におきましては初期的なインパクト評価、付随的なコンサルティングサービスを含む、トライアルプランをご用意しております。ご関心いただけるようでしたら、その旨弊社までお問い合わせください。

担当連絡先:contact@impactlake.co.jp