大手機関投資家とインパクトマネジメントに関する共著論文を発表
IMPACTLAKEは大手機関投資家、並びに学術機関の監修・ご協力のもと、インパクト会計の進化と経営戦略におけるロジックモデルの活用に関する共同研究成果を発表いたしました。
企業がサステナブル経営を実現するうえで、ESG高度化としてのインパクトマネジメントは今後ますます重要となっていきます。今回の共同研究は、インパクトを汎用的に定量化可能なインパクト加重会計の枠組みを活用しつつ、企業活動による波及効果の可視化や事業戦略および価値創造ストーリーの明示が可能なロジックモデルを統合した手法により、企業・投資家における実務的な観点から、インパクトマネジメントの有用性を高める試みとなります。
研究の中では、インパクトマネジメントの実務的な手法について提言すると同時に、同手法で具体的に個社分析を実施しています。その結果、今後の開示情報の拡充や負荷削減のための手法のさらなる汎用化などの課題も見えてきた一方で、現時点においても一定の有用性があることがわかりました。
IMPACTLAKEは、企業の社会的価値創出と持続的成長の両立を促進し、サステナブルな社会実現に貢献すべく、今後も同領域での各種取組・協業を継続してまいります。
論文の概要
タイトル
インパクト会計の進化と経営戦略におけるロジックモデルの活用
~インパクトを重視した企業経営とサステナブルな社会実現のための新たなマネジメント手法に関する提言~
著者(敬称略・順不同)
関野 麗於直(当社CEO)
今村 敏之 氏(野村アセットマネジメント株式会社 責任投資調査部長)
三和 裕美子 氏(明治大学商学部教授)
目次
- はじめに
- インパクトマネジメントの重要性
- インパクトマネジメントの既存手法とその実務的な課題
- 新たなアプローチとしての統合的モデルの提言
- 本アプローチの応用例(特定領域・企業での事例)
- 議論・結論
書誌情報
Social Science Research Network (SSRN)に掲載。
URL:https://papers.ssrn.com/sol3/papers.cfm?abstract_id=4645148(英語版)
※なお、本論文の日本語版については2024年初〜春を目処に国内ジャーナルに改めて掲載予定となります
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