インパクトマネジメントツールimpactlake™ ローンチ

IMPACTLAKEが提供するインパクトマネジメントツールimpactlake™では昨年10月よりβ版が試用可能となっておりましたが、その後の投資家様(機関投資家・ベンチャーキャピタル)や事業会社様(スタートアップ含む)との協業・フィードバックを経て、この度正式版としてローンチいたしました。

(クリックするとimpactlake™サイトが開きます)

背景

事業・企業がさらなる付加価値を創出し、社会における存在意義を高めていく上で、ESGへの取組みはトップアジェンダとなっています。加えて、ESGと企業価値の関係性が多角的に証明されつつある今、ESG高度化としてのインパクトマネジメントの重要性は益々高まっています。

他方で、適切なインパクトマネジメントに関しては、量的・質的観点でまだまだ課題が存在することも事実であり、IMPACTLAKEでは機関投資家様・事業会社様、その他インパクト創出主体となる方々がそうしたハードルを乗り越えていくための各種サービスをこれまでご提供しております。今後このような活動はさらに広がっていくことが予想されるなか、インパクトを創出する方々自身がそのノウハウや情報を蓄積できるようにすることで、外部委託から自走・内製化への段階的移行を可能とし、インパクトマネジメントに対する全社的な理解・意識向上を実現すべく、同ツールを開発いたしました。

本ツールの開発にあたっては、IMPACTLAKEの各種支援を通じた多様なステージ・業種におけるインパクトマネジメントの知見をベースとしつつ、実務的観点でのインパクトマネジメントの確立を目指した大手機関投資家・学術機関との協業*を経て構築した手法が反映されております。同領域では今後さらなる手法の発展や統合が進んでいくことが予想されますが、IMPACTLAKEおよびimpactlake™はこれからも実務的観点から、各種枠組みの精査と機能対応を継続的に進めてまいります。

*参考研究・論文:The Evolution of Impact Accounting and Utilization of Logic-Model in Corporate Strategy

詳細

本ツールは、フルスタックのインパクトマネジメントツールであり、主に事業会社・投資家様向けに主に以下のような機能をご提供しています。(詳細についてはお問い合わせください)

ロジックモデル構築

  • 対象となるカテゴリー、地域、インテンション(創出インパクトの方向性)等、IMPACTLAKEが区分する5つのステップに回答
  • 回答内容を基に、50以上のインパクト・カテゴリーの中からロジックモデルのベース案が作成される(Impact~Output)
  • 作成されたベースモデルに対して、可視性の高いツリー形式のUIで自社・組織のActivityなどを紐づけ、合致するロジックモデルへとアップデート

KPI管理・インパクト定量化

  • ロジックモデルで構築した各アイテムに対して、モデルと連動する形でKPIや推計ロジックの設定が可能
  • 推計ロジックについては参照する統計なども蓄積可能で、翌年度以降、同様のモデルでヒストリカルに継続管理可能(翌年度の業務負荷は約70%程削減可能)
  • 必要に応じて定量化作業をライト・クイックにアウトソースすることも可能

ダッシュボード・レポート作成

  • それぞれ一定のロジックで定量化・経済価値化されたインパクトを集計し、分類ごとに統合的に管理
  • 全体・ポートフォリオ別・インパクト別・時系列等、様々な切り口からマネジメント対象となるインパクトを把握可能
  • また、各管理対象ごとにインパクトレポート作成や定量化をワンストップで依頼可能

その他

  • ポートフォリオ管理:インパクトマネジメントの対象となる部門・ファンドなどの管理単位ごとに各種情報やアクセス権限等を切り分けたり、ポートフォリオごとにイニシアチブ(=事業・投資先などインパクト創出活動単位)を設定・管理することが可能
  • 各インパクトアイテムに関連した時系列の統計情報や、上場企業に関連したサステナビリティ情報(レポート・各種開示データ)など参考情報の参照・モデルへの紐づけが可能(※対象範囲・鮮度については順次拡張予定)

IMPACTLAKEでは、今後もインパクトマネジメントに資する事業・ソリューション開発を推進してまいります。

お問い合わせ

本リリースやimpactlake™についての不明点・確認事項は以下よりお願いいたします。

担当連絡先:contact@impactlake.co.jp